2022-08-10
【ピックアップ新着情報】運慶見たけりゃ横須賀へ!
~『運慶 鎌倉幕府と三浦一族』展を開催中 横須賀美術館~
12世紀末から13世紀初頭にかけて活躍した仏師・運慶ですが、奈良・興福寺や、東大寺での造仏だけでなく、北条氏からの信頼を背景に鎌倉幕府と密接に結びつき、東国でも活躍しました。
しかし、当の鎌倉には運慶作の像が一体もない中、横須賀には運慶の作の像が数多く残されているらしく、仏像ファンの間では運慶をみたけりゃ横須賀に行け!とも言われている状況らしいのです。
しかも、今のこの時期、普段なら各お寺に安置されている仏像が横須賀美術館に集結!
『運慶 鎌倉幕府と三浦一族』展 ぜひ行ってみてください。
運慶の作品は、背面も丁寧に作りこまれているうえ、仏像の中に納入品を封入できるよう中を空洞に作るなど、機能性にも優れていたといいます。
鎌倉時代の東国での仏像彫刻の展開を学べるのはもちろんですが、
横須賀の新たな魅力を発見できること間違いなしです!
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開館15周年記念 800年遠忌記念特別展
運慶 鎌倉幕府と三浦一族
2022年7月6日 (水) 〜 2022年9月4日 (日)
休館日 8月1日(月)
横須賀美術館
12世紀末から13世紀初頭にかけて活躍した仏師・運慶。奈良・興福寺や、東大寺での造仏が広く知られていますが、じつは、鎌倉時代における東国(関東地方)での仏教彫刻の展開を考えるうえでも、欠かせない存在です。
運慶は、鎌倉幕府という新政権と密接に結びつき、北条氏からの信頼を背景に、東国での活躍の場を得ました。浄楽寺(横須賀市芦名)に残る1189年作の諸像をはじめ、横須賀ゆかり氏族・三浦一族の造仏にも関与しています。
本展覧会は、貞応2年(1223年)に没した運慶の800年遠忌を記念し、横須賀美術館と神奈川県立金沢文庫が共同開催するものです。横須賀市内に残る運慶および運慶工房作と見られる仏像を中心に、前後する時期の仏像や書跡等、計約50点の文化財を展示し、三浦半島の歴史と文化に新たな光を当てていきます。
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開館15周年記念 800年遠忌記念特別展 運慶 鎌倉幕府と三浦一族
8/13横須賀美術館YouTubeで 能『七騎落』狂言『朝比奈』をライブ配信
2022年8月13日(土)18:00配信開始、18:30上演開始~20:30終演予定
能「七騎落」/観世喜正ほか
狂言「朝比奈」/野村萬斎ほか
視聴無料(動画閲覧に係る通信料は自己負担)
鎌倉幕府の初代侍所別当・和田義盛の発願による浄楽寺諸像をはじめ、横須賀市域を拠点とする氏族・三浦一族の造仏への関与など、幕府と密接な関係であった運慶。今回の記念特別展の開催に際し、運慶ゆかりの三浦一族が登場する能、狂言を上演いたします。