2020-11-27 プチ森見ワールド?!豊川稲荷へのガラス扉を開けてみる
三笠通り商店街の中ほどに突如現れる参道と書かれた赤い道とガラス扉。それが豊川稲荷への入口です。この時点ですでにプチ森見ワールド(※森見登美彦氏の小説世界)なのですが、勇気を出して開けてみると、ビルと緑にはさまれた長い長い階段が現れます。ぶらさがる提灯をくぐり、真ん中に朱色の街灯が点々と並ぶ階段を昇っていきます。ツタに覆われた山肌?岩壁?の突き当りを曲がり、さらに少しのぼると徳寿院という曹洞宗のお寺に至ります。
一段のぼるごとに山深く苔むしていく風景。一瞬、どこかの山にハイキングに来たような錯覚に陥りますが、来た道を振り返るとビルの裏路地・・という感覚のギャップに戸惑います。京都じゃないけど森見ワールドな感じ。京都市中にこんな高低差はないか・・・。
寿徳院境内に豊川稲荷神社はありました。
長い階段を上ってきただけのことはあり、このお寺の日本庭園からは横須賀中央の街が一望できます。
ガラス扉から上ってきた階段はこの寿徳院で終わりではありません。
更に上に続いています。そして頂上には「大勝利山」の文字。日清戦争の勝利を記念して名付けられたらしいです。やっぱり山だったのか・・・。山頂から山道は左右に分かれており、右に行くと山の中の裏路地を抜けてやがてドブ板通りのはずれにいたります。左に行くと・・さてどこに行くのでしょうか?次回は是非左に行ってみたいと思います。
ちなみに三笠商店街内の豊川稲荷参道の両側には元気パンさんがあります。元気パンの真ん中を参道が突き抜けている状況です。種類豊富でリーズナブルな人気のパン屋さんですので、異界へのガラス扉を開ける前にこちらもぜひお立ち寄りください。
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